スカーレル、決意する I challenge you.……サモンナイト3SS


「どうしても仲間はずれにしたいなら、勝負してもらおうじゃないの。
 あなた達とアタシと、どっちが女らしいか!」

 スカーレルが宣言した。

「勝負だって」
 挑戦された方はとまどい、顔を見合わせる。

「はーい! 一番ソノラ、早撃ち勝負いきます!!」
 手にはすでに愛用の拳銃が握られている。

「わたしはこれだな」
 すらりと剣を抜くアズリア。「槍でも小剣でも受けて立つぞ」

「ゴメンナサイ。私も体力勝負なら…」
 呟くファリエル。兄の護衛のため、子供の頃から筋トレを欠かさなかったという噂は事実らしい。

「えーっと。丸暗記勝負とか、年号読み上げ勝負とか、スペルチェック勝負とか」
 とは、かつての主席アティ先生。

「演算能力なら、クノンにも負けないわ」
 アルディラが微笑みつつ答えると、

「マルルゥは毛づくろいとノミ取りが得意なのです」
 小妖精が胸を張って宣言する。

 ……スカーレルは深く深く溜息をついた。

「あんたたち、本当にそれで良いの?」
 普通「オンナノコ勝負」といえば、料理とか編み物とか繕い物とか化粧とか。
 その手の技では誰もスカーレルに勝てない予感がひしひしとするが。

「何よぉ。勝負なら、あたしにまかせなさいって!」
 悠々とでてきたメイメイさん、一升瓶をすっぱり飲み干して言った。

「ずばり『飲み比べ』!」
 だめだこりゃ。スカーレルを含め、皆が心の中で思った。

 あとはもうミスミ様にすがるしかない。アティ達の視線が真剣みを帯びる。
「お手玉といいたいところじゃが…」
 ふ、と微笑んでミスミはこう答えた。

 

 「夫の操縦法」

 

 さすがであります、ミスミ様。
「まいりました」とスカーレルが頭を下げ、なし崩しに勝負の結果はついた。

 

 おわり


 い・い・わ・け

 「彼氏の操縦法勝負」。

 スカーレルが受けて立ったら、それはそれは恐い話になったと…作者は勝手に思っています(^^;)

 途中まで考えたら、あまりに男性陣が気の毒なコトになったので。

 (特に船長とヤードさん ^^;)

 なので自主的に没です。ガタガタブルブル。

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