「どうしても仲間はずれにしたいなら、勝負してもらおうじゃないの。 スカーレルが宣言した。 「勝負だって」 「はーい! 一番ソノラ、早撃ち勝負いきます!!」 「わたしはこれだな」 「ゴメンナサイ。私も体力勝負なら…」 「えーっと。丸暗記勝負とか、年号読み上げ勝負とか、スペルチェック勝負とか」 「演算能力なら、クノンにも負けないわ」 「マルルゥは毛づくろいとノミ取りが得意なのです」 ……スカーレルは深く深く溜息をついた。 「あんたたち、本当にそれで良いの?」 「何よぉ。勝負なら、あたしにまかせなさいって!」 「ずばり『飲み比べ』!」 あとはもうミスミ様にすがるしかない。アティ達の視線が真剣みを帯びる。
「夫の操縦法」
さすがであります、ミスミ様。
おわり
い・い・わ・け 「彼氏の操縦法勝負」。 スカーレルが受けて立ったら、それはそれは恐い話になったと…作者は勝手に思っています(^^;) 途中まで考えたら、あまりに男性陣が気の毒なコトになったので。 (特に船長とヤードさん ^^;) なので自主的に没です。ガタガタブルブル。 |