はじめに。このメンバーがそろう時期ってのは、騒動の真っ最中のはずなのですが… そこはタイトル通り「そんなときにも暇はある」ってことでお願いします。
イスアドラの温海。海底から湧いてでる熱泉のため、ここはいつでも暖かい。 その日、「温泉は怪我の療養にいいんだよ」と言い出したのはソノラだった。 それを良く知るアティは、弟のことで心身共に傷ついた友人を心配し続けている。 「アズリアを連れて行くならさ、いっそ他の皆も誘おうよ。 「たまには先生も骨休めしようよ」 彼女はいつも誰かの心配をしている。今はアズリアのことでいっぱいだけど……。 笑顔で自分の傷をくるんでしまうアティのことを、そっと気にしているソノラだった。
「にゃはー♪ 天気もいいし、絶好の酒日和ねぇ」 「せめてピクニック日和と言ってくださいメイメイさん」 「温泉で熱燗。くぅ、贅沢ねっ」 「聞いてないわよ、この人」 メイメイさん提供の水着に身を包んだ一同が、程良い温さの海水に浸かって雑談を楽しんでいる。 「そこ! あたしの選んだ水着を着用しないとは、イイ度胸ねぇ」 「アズリアのソレは、自前?」 「海兵隊だからな。当然のたしなみだ」 「無腰は落ち着かないから」と、水中でも使えるセラミックナイフなんかを装備している。 「泳ぎ、得意そうだよね。 あたしと勝負しようよ!!」 「たいちょーさんとぶーぶーさん、可愛い水着は着ないですか?」 「可愛い?」 「あーいうのはさぁ、潜ったとき脱げそうで恐いんだよぉ」
……え?
「えええええ?!? スカーレルさん、どうしてここにいるんですかっ!!」 「最初からいたんだけど」 「あんまりふつーに混ざっているから、気がつかなかったですよぉ」 「今日はオンナノコばっかりだって言ったじゃない!!」 「あら。気にしないでよ。アタシ女物も着こなせちゃうし」 「……ちょっと待って。まさか今も…」 白いビキニのアルディラが問う。 「見たい?」
「「「「「φφ! ιρ! ξΠΝΓΨΤ!!」」」」」
一斉に上がった悲鳴が不協和音を織りなし、驚いた海鳥がばたばたと飛び立った。 「じょーだんよ、冗談」 「にゃーによぉ、期待させといて。普通じゃないぃ」 「変わったのが見たかったら、カイルやキュウマを誘うコトね」 「女同士も良いんだけどさ、次は男連中も誘ってあげなさいよね。寂しそうだったわよ」 「次はみんなで来ましょうね」とアティが答え、この話は終わったが。 口に出せない分、ソノラの胸に不満がたまる。 海賊一家のアイドル(?)のソノラ。 (スカーレルの馬鹿。あとでうーんといじめてやるぅ)
おわり
い・い・わ・け
アティソノラEDかもしれません(笑) 同性エンディングは先生×生徒でしか見ていないんですが(^^;) やっぱ、カップルエンド収集に燃えますよね、あのゲームは。 私が一番好きなのはキュウマ×アティですが……きっと自分ではかけないんだろうな(^^;) |